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超特大!大塚国際美術館徹底レポ〜モネの池と西洋名画の陶板

大塚国際美術館とは

兵庫県淡路島と徳島県の間にかかる大鳴門橋(おおなるときょう)、
そのすぐ近く徳島側にある巨大な大塚国際美術館。
数年前から噂に聞き行ってみたいと思っていた念願がこのたび叶いました!
2018年大晦日の紅白で米津玄師さんが地上波初歌唱されたことでも注目されました。

ちょっとここは普通の美術館と違います。
ドでかくて礼拝堂天井画をまるごと再現されていたり、
触れて良かったり、名画コスプレがあったり
写真も、フラッシュや三脚など以外はOK。

西洋の古代壁画から現代絵画まで1000点以上もの名画を、
特殊技術によって陶板で原寸大に再現されています。

いざ!行ってみましょー。
外観もこの通り、どーーーん!!!
建物の殆どが山の土の中にあるというぶっ飛びぶり(笑)

駐車場から入口まではシャトルバスが出ています。
のちほど書きますが公共交通機関でも行けます。

エントランス、うーん、もうこれだけでワクワクですね

館内は地下3F〜地上2Fまであり、延べ床面積約9000坪!
鑑賞ルートは歩くだけでもなんと4km
ゆっくり見て回ると4時間ぐらいは必要。
私はさらに食事や休憩、ショップなども合わせて6時間取りましたがそれでも駆け足のところも

時間のない方はモデルコース1時間20分というのがありますが、
せっかく行くならたっぷり半日取るのがオススメ。

モネの池とカフェ

海の見える位置にあり秋晴れが気持ちいい♪

地下2Fなんですが、こんな空間が!!モネの池✨

睡蓮の見頃は6月~9月頃です。

ここで1つコツです。
館内にはレストランが1つ、カフェが2つあるのですが、
日曜日などは特にピーク時には行列ができるほど混むのでなるべく時間をずらしましょう。

そこで私は朝早くに京都を出て遠路ついたところなので、先に早めのランチを。
この池のそばにある食事も取れる広いカフェ・ド・シヴェルニー。

阿波尾鶏のチキンカツ丼。1000円。
「あわおどり」って阿波踊りだと思ってたら阿波尾鶏もあるんですね。
食欲をそそる美味しい味付けとシャキシャキキャベツ♪
二人でシェアして軽めに。

完熟メロンのハーモニーパフェ  800円(いずれも消費税等込)
モネ作「睡蓮:緑のハーモニー」をイメージした見た目も涼やかなパフェ。
画面の中心的なモティーフとして登場する橋(アーチ)が完熟メロンで表現され、
睡蓮の花に見立てたピンクのマカロン、無添加ホームメイドアイスクリーム金箔添え、
特性レモンの香りのカスタードクリーム、ナタデココやジュレなどが
まさにハーモニーを見せる大人気期間限定パフェ。(2019年11月末まで)

と、徳島名産すだちジュース。
甘党の私にはちょっと厳しいけど、酸っぱいのが大好きなあなたはチャレンジ(笑)

こんな素敵な場所で優雅な時間を過ごしながら食べられるのが最高!

お腹も程よく満足したところで、このお庭、もちろん陶板名画美術館ならではのことがあり…

池の向こうにはモネの「大睡蓮」が拡がります!うれしい、そして気持ちいい〜。

館内の特徴

ではでは館内へ。まずは設備的なお話。

こんなよく知られた名作も、陶板なのでそっと触れても大丈夫。
お子様連れでも「触っちゃだめ!!」って言わなくていいので安心ですね

スロープもしっかり完備で、スペースも広めなので車椅子の方や、おじいちゃんおばあちゃん孝行にも安心。

さらに、これちょっと驚いたんですが、目の見えない方用の点字絵画!
こんないろんな配慮がされてることに、この美術館全体の思いのようなものを感じます
音声ガイドや定時ガイドもあります。
複雑な順路のフロアでも、ちゃんと床などに順路案内が書いてあるので助かります。

ついでに、さすが鳴門、渦潮観光の場所です、ロビーにはこんなものが(笑)
秋でも橋渡るとき11時前だったので、ゆるい渦見えました
まだ見たことない方は渦潮と合わせての観光もぜひ。

臨場感満載!環境展示

地下3Fは古代・中世。
大塚国際美術館の特徴的な展示、「環境展示」があります。
古代遺跡や礼拝堂などの壁画を環境空間ごとそのまま再現した今までにない臨場感を味わえる立体展示です!
海外のその場に行ってなくても、その感じを体感できるってありがたい!
あっちこっちは行けないわ〜って方は特に、そうでなくいつか行くぞって方にもいいですね。

ポンペイの「秘儀の間」

日曜日でも館全体が広いため、わりと混んでないところが多いのがいい。

女性に人気のスクロヴェーニ礼拝堂壁画。

再現性と陶板名画ができたのは…

古いものは古いものらしく厳密に再現されているのが素晴らしい。

工程は著作権取得など後、転写紙に印刷→陶板に転写→1000−1350度で焼き付け→職人の手作業でレタッチ→再焼成。

布の再現もこの通り。これももちろん陶板です。そうは見えないですよね。

陶板名画ができたのは、もともと鳴門海峡の白砂を使ってタイルを作っていた大塚オーミ陶業株式会社が、昭和48年の石油ショックで石油価格が12倍にも高騰し、ビルの建設が全面停止、
そんな中「陶板に絵を描いて美術品の方に移行しようじゃないか」ということになったからだそう。

なんて素敵なんでしょう。逆境だからこそできたものなんですね。

大きな陶板を歪みなく作ることは難しいそうで、有名絵画を陶磁器に、
しかも原寸大に複製したのは世界初

陶磁器は、紙やキャンバス、土壁に比べ経年劣化せず
日に当たっても、沈没船の中ですら半永久にその姿を留める。
原画が変化したあとも後世に遺せるのは最高にいいですね。

美術品だけでなくお墓の写真や記録としても使えるそう。

館内の様子と陶板名画前半

人気絵画の近くには人が集まってます。

ウフィツィ美術館にあるボッティチェッリの「ヴィーナス誕生」
多くの人が教科書で見た覚えがあるかもですね。

あまりに有名すぎる「最後の晩餐」前にはちょうど団体さんもいらしたところで、
人とそれまでの陶板の多さに圧倒されてました。
時々、我に返る静かな時間を取ったほうが良さそうですね

生涯作品数の少ないフェルメールですが、意外と人物画ほどは有名でない風景画もありました!

斬新イベント アートコスプレフェス

こんな厳かな名画を見ているはずなのに、そこは大塚国際美術館、やってくれます。
期間限定アートコスプレフェス(笑)無料♪

もちろん私もチャレンジモナ・リザ様には負けますが(笑)

フラゴナール「ぶらんこ」 誰でも服の上から着られるようになっているのでサイズは大きい。
今思えばクリップ持っていって後ろつまめばよかった。

ダヴィッド「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠」この絵は好きだったので特に嬉しい。
ほんとは同じポーズで撮りたかったのだけど、ティアラの留め具がないので
うつむくと落ちちゃう
される方はバチッとしっかり留められるヘアクリップなどをご持参下さい。
あと美術館はやはり照明による明暗差が激しいので、人物を入れるときは撮影難度あがります。特にここ。

ちなみに子供用や男性用もあり、男性は笑い取ってました😂 ネタにいかが?
公式アイコン西川貴教さんはうまく着られてたなー。

ミュージアムショップ・お土産

敷地が広大で鑑賞予想時間が読めなくなってきたので、途中でミュージアムショップ。

やはりまず目玉で見たいのは陶板各サイズ。素敵だわ〜♡

図録は中国語や韓国語まで。

これ、気になったウィリアム・モリスの紙100枚。

もちろん名画パッケージのオリジナル商品も多数。人へのお土産にはやっぱりいいですよね。

この発想いいなあ〜。名所の星空模様をこんぺいとうにしちゃう!?
インスタ映えを求める方にも良さそうですね✨

年配女性に好まれやすいクリムトの「接吻」などの名画ポーチに、ムンクの叫びのソックスまで。

人気のムンクの和三盆糖(お干菓子)。ほんのりとした甘さが口の中で蕩けます。

これは女子は気になる、名画のマステ♪

私をキュンキュンさせた切手型名画シール。これはモネですが他にもいろんなシリーズが有りました。

地元産の食べ物土産も豊富。

左上の和三盆ポルボローネ、ほろほろサクサク優しい甘さとバターの香りですんごい美味しかったです!

ミュージアムショップの近くにはカフェ  フィンセントがあり、その一角にはゴッホの名画「アルルのゴッホの部屋」をリアルに再現した撮影コーナーもありました。

レストランと名画をモチーフにした食事

そして、お昼を軽めにした理由はこちら。
1Fだけど屋上の「レストラン・ガーデン」奥に小さく大鳴門橋も見えています。

鯛の刺身膳 1200円 鯛はもちろん新鮮、わかめもコリコリ。
海の近くに行って個人的に1番差を感じるのは海藻かも。
鯛入りお吸い物もほっこり美味しい。

最後の晩餐 1800円(フランス産ワインorぶどうジュース付 税込)
 
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をもとに、
鳴門鯛や阿波黒毛和牛ロースの赤ワインソース、
鳴門産わかめや徳島産きゅうりとトマトのナージュ、
レンコン、金時芋など徳島の食材を使ったオリジナルの晩餐メニュー。

ステーキソースのお味、ワインもたまらない!
広々とした芝生を眺めながら優雅な気分に浸れます✨
他にも各カフェ・レストランに名画にちなんだメニューがあります。

陶板名画後半

パワーチャージしたところで再度鑑賞へ。

お美しい〜〜同性ながら惚れ惚れ✨

写実風景画のターナー。好きでロンドンのターナー美術館にも行きました。

それに似た絵も発見。

点描画についても昔習ったなー。模写だけはしたくないけど

こちらは模写に選びました。高3のとき、どれか1点はしないといけなかったので。
モネの「サン・ラザール駅」

このあたり、B1のバロック・近代は特に、日本での絵画展が多いからか
あー知ってる、あー見たことある、のオンパレード。
もう普通なら数点来てるだけでも大騒ぎになりそうな名画がぼこぼこと(笑)
感覚、麻痺します。それぐらい、すごいんです。
絵と絵の展示間隔で伝わるでしょうか。

陶板紹介コーナーには西洋名画以外の展示も。

ゴッホの「ヒマワリ」だらけ。背景の壁が対比の藍になっているところがさすが。

そして、『印象派』という言葉のもとになったモネの「印象、日の出」

名画オンパレードフロアはこんな感じ。

他のフロアには、ピカソやシャガールなどの現代画も揃います。
システィーナ礼拝堂天井画が完全再現されたホールも目玉です。
(版権の問題で載せられないのが残念ですが、ぜひ生で見て下さい。)

この、なかなか無い幅広さ、見ごたえ、いかがでしたでしょうか。
たっぷり時間を取って訪れたい、旅の目的地になる場所ではないでしょうか。

もちろん海や山の風景、美味しい食べ物、渦潮もいっしょに堪能できます。
読んでいただいた皆さまに、素敵な機会が訪れますように☆

主なアクセスはこちら。ツアーもあるようですのでそれぞれにあった方法で♪

エアトリ国内ツアー







街で見かけて気になったことがある人も多いはず。名画の傘。
めずらしい折りたたみタイプと、他にも長傘各種あるようです。